TOEICの点数を理解する
TOEICを受ける際に皆さんの頭に浮かぶ最初の質問は「何点取ればいいのか?」だと思います。 TOEICのレベルと点数を理解するため、皆さんが知っておくべきことがいくつかあります。
TOEICの採点方式を理解する
TOEICの結果は、合否ではなく数値化された点数で提供されます。このように提供する理由は、TOEICテストが受験者の英語の熟練度を表すための試験だからです。TOEICの点数によって熟練度のレベルが分かれるのですが、CEFRと呼ばれる世界的に通用する英語能力レベルの尺度があるのはご存知ですか?第2外国語を勉強したことのある方は「B2」レベル、「C1」レベルなどの表現を聞いたことがあるかもしれません。CEFRはCommon European Framework of Reference for Languagesの略称で、熟練度水準を初級レベルの「A1」から上級レベルの「C2」まで、6つのレベルに分けています。
TOEICの主催機関であるETSによると、TOEICの点数をCEFRの基準に合わせて5段階(「C2」を除いた「C1」までのレベル)のレベルで表すことができるそうです。TOEICテストの各領域、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングは全て、点数に応じてCEFRの熟練度レベルで表すことができます。
A1 (入門): Breakthrough
「A1」レベルはよく”breakthrough”と呼ばれる入門段階です。この時点で言語を学ぼうとする努力が際立つようになります。「A1」レベルは小学校で教えて学ぶレベルと同等のレベルです。しかし、だからといって落胆しないでください。単純に熟練度の「第一段階」という意味です。「A1」の入門レベルに該当する人は、日常生活でおなじみの表現や基本的な英語の文章を理解·使用することができます。 英語で簡単な自己紹介及び基本的な意思疎通が可能です。
A2 (初級): Waystage
「A2」レベルでは、実用的な文章を構成する能力が十分にある状態となります。質問をしたり、指示に従うことができ、状況を説明できる実力がついていると言えます。 “Waystage”とも呼ばれるこの段階では、高いレベルに進むための最初の成長を見せます。「流暢」や「上手」とは言い難いですが、それでも英語の基礎は固まっている状態です。 この段階のレベルを超えると、文法を含めたより複雑な内容を理解しなければならないため、次のレベルへの壁を通過しにくい段階だと言えます。
B1 (中級): Threshold
TOEICの「B1」レベルは、学校で第2外国語を習った人たちによくあるレベルです。文法と語彙に対する理解水準が高い状態です。この段階では自分の考え、事柄、そして理由を書面または口述で表現することができます。旅行計画、ニュース、意見などのテーマを会話で効果的に活用することができます。自分が調査したテーマについて話したり、文章を書くことができ、この様なテーマに関する簡単な質問に答えることができるレベルです。
B2 (中上級): Vantage
「B2」は達成しにくい段階の一つであり、比較的長時間の学習を要します。このレベルでは日常の言語能力を超えて、より複雑な状況を英語で理解して説明することができます。事前準備なしでも比較的長い会話ができ、意思疎通の過程で相手と生じる誤解や混乱も減ります。 高等教育機関と企業は志願者に最低B2レベル程度を要求します。
C1 (上級): Effective Operation
「C1」レベルの熟練度に達した方は、特定の主題に対する長い対話も上手にこなせる実力だと立証されたことになります。英語の母語話者が「C1」レベルと判定されることもよくあるくらいなので、「C1」レベルに達したということは、かなりの実力者になられたということです。 これで専門的な職業の熟練度に達し、詳しい専門テーマに対して論議できるようになりました。「C1」レベルは、TOEICテストで判定することができる最も高いレベルになります。
C2 (上級): Effective Operation
「C2」レベルは到達できる最も高いレベルですが、このレベルになるとTOEICテストでは測ることができません。このレベルの熟練度には、一般的には高レベルな研究者たちが該当し、文法と複雑な語彙に対する広範囲な知識が要求されます。多くのネイティブ講師も実際に「C2」レベルの熟練度を持っていません。この水準の英語力は日常生活では必要ないからです。
TOEICとCEFR熟練度
ETSはTOEICをはじめとする様々な試験の点数をCEFR熟練度水準に合わせて細分化しています。CEFRレベルに合わせて見るには、TOEICのリスニングとリーディングだけでなくスピーキングとライティング試験も受けると良いでしょう。なお、各領域の習熟度を簡単に確認することもできます。CEFR基準に基づいてTOEICのレベルを評価できるように整理された点数は以下の通りです。
リスニング:
✓ 60点 | A1
✓ 110点 | A2
✓ 275点 | B1
✓ 400点 | B2
✓ 490点 | C1
リーディング:
✓ 60点 | A1
✓ 115点 | A2
✓ 275点 | B1
✓ 385点 | B2
✓ 455点 | C1
スピーキング:
✓ 50点 | A1
✓ 90点 | A2
✓ 120点 | B1
✓ 160点 | B2
✓ 180点 | C1
ライティング:
✓ 30点 | A1
✓ 70点 | A2
✓ 120点 | B1
✓ 150点 | B2
✓ 180点 | C1
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