あなたのTOEIC受験目的は?
TOEICの受験目的を明確にすることは、 TOEICに向けての勉強と同じくらい重要です。 なぜなら、 TOEICを受ける理由や目標によって勉強法がかなり変わってくるからです。 今日は一般的なTOEICの受験目的や目標別にどのような対策をすればいいかをご紹介します。
なぜTOEICを受けるのか?
TOEICは自分の英語力を確認するための良い手段です。 合否ではなく数値化された点数が出るため、 英語力を客観的に測定するのに適しています。 なので、 TOEICの勉強法と、 他の合否が出る試験の勉強法は同じではいけません。
TOEICの点数は高ければ高いほど良いとは言いますが、 無理な目標設定と過度な勉強は時間の無駄に繋がります。 これを防ぐために、 一般的なTOEICの受験目的をいくつかまとめてみました。 あなたの受験目的がどれに当てはまるか確認し、 勉強法を決める際の参考にしてください。
就職・インターン応募
多くの大学生が、 就職やインターン応募のためにTOEICを受験します。 TOEICは国際ビジネスに特化した試験です。 国際的なコミニュケーション能力のモノサシとなるよう1997年に考案されました。 ただし、 だからといって、 国内企業や日本支社への就職にTOEICスコアが要らないというわけではありません。 企業や機関によって多少の違いはあるものの、 多くの企業は英語を社内公用語や採用要件に設定しています。 このような場合、 募集要項に目安となるTOEICスコアが明示されています。 また、 同じ企業であっても職種によって異なるTOEICスコアを提示することもあります。
TOEICの開発機関であるETSによると、 大部分のグローバル企業はTOEIC Listening&Readingにおいて最低でも785点を要求するといいます。 志望する企業や機関が既に決まっている場合、 その企業の動向や募集要項などをきちんと確認しましょう。 ほとんどの大学生が就活の際多数の企業に同時にエントリーすると思いますが、 各企業のエントリーシートおよび履歴書には必ずTOEICスコアを記載したほうがいいでしょう。 より詳しい内容はは後半でもう一度紹介します。
大学(院)受験
多くの大学(院)ではTOEICよりTOEFLの点数を要求する場合が多いですが、 TOEICスコアが全く必要ないというわけではありません。 大学によって違いはあれど、 EU(欧州連合)加盟国内の大学ではTOEFLだけでなくTOEICスコアも受理してくれる大学が多いです。 TOEFLとTOEICのうち、 どちらが必要かを決めるのはあなた自身です。
TOEFLは教育機関のために考案された試験であり、 大学生活に添った実用的なテーマを主に扱います。 一方、 前述した通り、 TOEICはビジネス上のコミュニケーションのために考案された試験です。 志望する学部やプログラムによってはTOEFLよりTOEICの方が有利に働く場合があります。 例えば、 経営学部を志望する場合はTOEICの勉強をした方が良いし、 逆に人文系の学部を志望する場合はTOEFLを受験した方が有利です。 大学(院)は、 志願する学生に対して、 企業よりも厳格な要件を提示しています。 志望する大学や学部によって違いはありますが、 一般的に中〜上級の英語力を要求します。 大学のホームページを確認したり直接問い合わせしたりして目安となる点数を把握し、 達成のために必要な分だけ勉強をしましょう。
英語力の確認
TOEICは現在の英語力を知ることができます。 つまり、 TOEICはただ単に高い点数を目指すだけではなく、 実力確認のための指標としても活用できます。 今TOEICを受験しておくことで、 それが何年後かに英語学習の指針として活用できるかもしれません。 英語力の確認が目的でTOEICを受験する場合、 就職や進学のために受験する場合のように特定の点数を目指して勉強する必要はありません。
また、 現在の実力確認のためにTOEICを受験する場合は、 試験に向けた勉強は最小限に抑えた方が、 より正確な結果が出ます。 このような場合、 TOEICの問題構成などに特化して対策するよりは、 全般的な英語学習に力を入れるべきです。 一部のTOEICスコアが低い人たちは、 実際に英語力が低い訳ではなく、 TOEICという試験に慣れていないという場合があります。 そのような人たちは、 TOEICの傾向や構造に慣れておくことが点数を上げることに役立ちます。 TOEICの構造を理解するためには繰り返し問題演習をすることが重要です。 大量の練習問題をこなすことから始めないといけません。 しかし、 英語力の確認のためにTOEICを受験するつもりなら、 TOEICに特化した対策をするかどうかは自分で決められます。
プロフェッショナルな恩恵
TOEICを受験すると、 少しだけ専門的な恩恵を受けることができます。 前述したように、 就職活動で複数の企業に同時にエントリーする場合、 エントリーシートや履歴書にできるだけ高い点数を記載できた方がいいです。 この場合、 点数が中〜上級以上であると有利になります。 もし点数が足りないと感じた場合は、 具体的な点数を書く代わりに、 英語力を「上・中・下」で表現することもできます。 しかしこのような記載の仕方は、 それを証明する方法がないのであまり説得力がないので、 エントリーまでに目標点数を獲得できるようにしましょう。 TOEICの結果に有効期限はありませんが、 企業によっては「〜年以内」と独自に期限を設けている場合もあります。 また、 たとえ期限が明示されていなくても、 最近のスコアのほうが信頼性も高まるでしょう。 目安として、 前回の受験から2年以上経ってしまっている場合は、 再度受験してみることをおすすめします。
まとめると:
✓ 受験目的を考慮して、 TOEICを受けるか他の試験を受けるか決める。
✓ TOEICを受ける場合、 志望する企業/大学に点数の要件等があるか確認する。
✓ TOEICは現在の英語力の指標にもなる。
✓ 高い点数が必要な場合、 TOEICの問題構成や傾向を把握することが重要。
✓ TOEICの結果に有効期限はないが、 企業側で独自の期限を設けている場合もあるので注意する。
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